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信用取引が怖い・怪しいと言われる訳

■信用取引が怖い・怪しいと言われる訳
信用取引が怖い・怪しいと言われるにはいくつか理由があります。しかし、その多くは信用取引のメリットにもなりうるものなのです。信用取引のメリットと怖いと言われる訳というのは紙一重です。

■「信用売り」の損失は青天井
現物株取引や信用買いの場合、株価が0になれば、それ以上損をすることはなく、損失には限りがあります(それでも十分な損失ですが、、、)。逆に、株価の上限はありません。株価は上がろうと思えば、どこまででも上がる可能性を秘めているのです。信用売りは株価が下がれば下がるほど利益になり、株価が0近づくほど利益でる取引です。しかし、損失は逆で、株価が上がれば上がるほど損失は拡大していきます。しかも、株価には上限がないので、損失は青天井。損失が青天井だからと言って、怖がってはいけません。ロスカットさえきちんと行ってさえおけば、 損失が手におえないまでに拡大することはありません。問題なのは、ロスカットを確実に実行できるかです。塩漬けはなどもってのほかです。

■「レバレッジ」で損失が何倍にも
レバレッジとはテコの原理を応用して、小さな力で大きなものを動かすことを言い、持っている資金の何倍もの取引が可能になるのです。信用取引の場合、資金の約3倍程度までの取引が可能になります。資金が30万円であれば、約90万円までの取引を行うことになります。3倍の取引ができるということは、当然、利益も3倍になるということです。しかし、注意しなければならいのは、損失も3倍になるということです。レバレッジを効かすことができるということは、メリットでありながら、デメリットにもなりうるのです。言わば、もろばの剣のようなものです。

■恐怖の「追証」
含み損の拡大や委託保証金の価値が下がることで、委託保証金維持率が最低保証金維持率を下回った場合、最低保証金維持率を上回るように、追加で入金を行う必要があります。この追加の入金のことを「追証」と呼びます。委託保証金には、現金だけではなく、現物株を当てることもできます。ただし、現物株を委託保証金に当てる場合、現物株の時価100%の価値では扱われるず、時価の80%程度と低く見積もられることになります。時価の80%で、常に評価されるのであれば、大きな問題にはなりません。しかし、委託保証金に当てている銘柄が代用不適格銘柄に指定された場合、評価が時価の80%を下回るのはもちろん、委託保証金に当てることさえできない場合もあります。代用不適格銘柄とは、株価が低すぎるなど、各証券会社の毎に設定された条件を下回った場合に適応されます。
また、時価が下がらなくても委託保証金維持率が上がる場合もあります。それは、「増担保規制」というものです。増担保規制とは、特定の銘柄において、相場の状況が過熱して信用残高が急増するなど、信用取引の利用が過度であると認められた場合に委託保証金率の引上げ、相場の安定を図る手段のことです。委託保証金に当てていた現物株が増担保規制の対象となった場合、委託保証金維持率が上がってしまうのです。

■知らないでは済まされない「逆日歩」
信用売りには、貸し株料以外に、逆日歩と呼ばれる費用が発生します。仕組みの上では、信用売りの場合、売買代金を貸す側になりますので、金利がいただけます(実際には、売り方金利が0%の証券会社がほとんどで、もらえません。)。この金利を「日歩」と呼びます。ただし、金利がもらえるのは、貸すための株が十分にあるときだけです。貸すための株が不足すれば、株を借りてこなければなりません。当然、株を借りるので利子を払う必要があります。逆に日歩を払うので「逆日歩」と呼ばれています。「逆日歩」がリアルタイムに変動すれば問題ありません。しかし、逆日歩の発表は「翌日」です。逆日歩が数銭であればあまり問題はありません。しかし、数円になれば、数千円のコストが発生することになります。特に権利発生日や株が暴落する際には、逆日歩が大きくなります。逆日歩の発表は翌日ですが、必ず兆候がありますんで、見逃さないでください。購入する際にすでに逆日歩が発生していないか、また信用残りが極端に多くないかなどは、特に気をつけてみておくべきポイントになります。
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