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信用取引のメリット |
■儲けが何倍にも
レバレッジと呼ばれるテコの原理を応用して、持っている資金の何倍もの取引が可能となります。信用取引の場合、資金の約3倍程度までの取引が可能になります。資金が30万円であれば、約90万円までの取引を行うことになります。3倍の取引ができるということは、当然、利益も3倍になるということです。しかし、注意しなければならいのは、損失も3倍になるということです。レバレッジを効かすことができるということは、メリットでありながら、デメリットにもなりうるのです。言わば、もろばの剣のようなものです。
■売りから入ることも可能。チャンスは2倍
通常、現物株取引では、はじめに株を買い、次に売るという流れになります。買った株の株価が上がれば利益になりますし、下がれば損失になります。信用取引にも、現物株取引と同様に、株を買って売るという取引(信用買い)もありますが、それだけではありません。信用取引には、株券を借りて返すという取引(信用買い)もできます。株を借りて返すと言われても、しっくりきませんね。もう少し砕いて言うと、借りた株を一度売り、後で買い戻すことになります。では、どうすれば、借りた株を一度売り、後で買い戻したときに、利益が出るのでしょうか?それは、株が下がる時です。たとえば、株価が500円のときに、1万株を借りたとします。借りるといっても、株券のまま持っているわけではありません。すぐに現金にします。現金にすると500円×1万株で500万円。その後、株価が400円のときに、借りた1株を買い戻します。必要な費用は400円×1万株で400万円。どうでしょう?1万株は返すとしても、それ以外に100万が手元に残りましたね。その残った100万円が利益になるわけです。バブルがはじけたときなど、株価は下がる一方でした。現物で株を買っていても、儲かるどこか、どんどん損をしていました。しかし、そのときに、株を借り、返すと手段をとれば、株価が下がれば下がるほど儲かってしまうのです。株価が常に上昇していれば、売って買うという手段だけよいのですが、実際は違います。株価は上ったり下がったりします。株価が上向きであれば、株を買って売るという方法をとり、株価が下向きであれば、株を借りて返すという方法をとることができれば、チャンスは2倍です。それどころか、実際には儲けのチャンスを逃さない絶対手な手法とも言えます。
■高額で手が届かなかった株の購入ができる
レバレッジを効かすことができるので、通常では手の届かないような高額の株を購入することも可能になります。
■手数料が安い
あまり知られていないかもしれませんが、信用取引の手数料は現物取引の手数料より安いことが多いのです。 特に、オリックス証券は手数料が一律300円と他を圧倒しています。 また、昔と異なり、定額制は、現物、信用を区別しなくなったので、取引回数が多い方の負担も以前より軽減されています。
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